アジア種の蚊、5年以内に定着の危険性

アジアヒトスジシマ蚊は、ここ2-5年以内にオランダに定着する可能性が高いことが、オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)とオランダ食品消費者製品安全庁(NNWA)で予測されている。ヒトスジシマ蚊は、デング熱やチクングニア熱などの熱帯感染症を媒介する可能性がある。今夏の蚊の発生しやすい時期、オランダ野生生物局は、住宅地で多くのヒトスジシマ蚊を発見し駆除した。この外来種は2005年からオランダに出現しており、主に中古のタイヤや観葉植物のラッキーバンブー(開運竹)などの輸入によって持ち込まれたという。近年は蚊の生息数の多いイタリア、スペイン、フランスなどから車やトラックで運ばれるケースも増えている。AD(12月4日)