オランダのガソリン価格が火曜朝に急上昇し、Euro95(E10)の平均勧告価格がほぼ2.51ユーロ/リットルに達した。これは2022年の過去最高記録(2.505ユーロ/リットル)を更新する新たな歴史的最高値となった。具体的な価格は2.508ユーロ/リットルに達している。
2022年の記録高は、ロシアのウクライナ侵攻直後にエネルギー市場が混乱した結果生じたものだったが、今回は中東情勢の悪化が主因。特にイランによるホルムズ海峡の封鎖(または深刻な妨害)が世界的な原油・LNG輸送に大きな影響を与えている。この海峡は世界の石油輸送の約20%を担う極めて重要な航路であり、タンカーの通過が制限されることで供給不安が拡大。原油価格の高騰がポンプ価格に直結している。
燃料専門家でUnitedConsumersのデルク・フーレン氏は「この極めて重要な通商ルートの混乱が続く限り、市場の不確実性は解消されない」と警告。状況が安定しない場合、価格はさらに上昇する可能性があると指摘している。
一方、政府や国際機関は対応を進めており、オランダもIEA(国際エネルギー機関)の史上最大規模の戦略石油備蓄放出に参加し、価格抑制を図っている。しかし、現時点では効果が限定的で、Euro95は2.50ユーロ近辺で推移し、ディーゼルも過去最高を更新する場面が見られる。
ポンプ価格が高すぎると感じるドライバー向けの対策として:
無人スタンド( unmanned stations )で給油する(多くの場合最も安い)
特定のチェーンが実施する固定割引デーを活用
周辺の最安値スタンドを探せるアプリを利用
最近数週間の価格推移グラフを見ると、地政学的緊張による急激な上昇トレンドが明確に表れている。
3月18日 NU.NL
