DenHaagにあるNATOの通信情報機関付近で害虫として指定されているトビイロケアリがサッカー場5つ分くらいの広さに繁殖し問題となっている。DenHaagとWassenaarの間のこの地域は北西ヨーロッパの自然保護区で観察された最初のトビイロケアリの繁殖地である。この地域の数か所でアリが穴を掘ることで道路が陥没しており、自転車道も100mくらいの長さで、路面の補修が必要となっているという。
NATOにほぼ隣接しているTNO(応用研究開発機関)では、定期的にこの付近にいる生物を観察している。このトビイロケアリの被害は現時点では限定的であるが、更なる拡大を食い止めるため、土、建築資材、生ごみなどの移動の際には細心の注意を払うよう呼び掛けている。NOS(3月7日)