【オランダのDen Haagで、駐車許可証をめぐる住民の不安が広がっている。市が新たな制度へ段階的に移行していることに伴い、市内の全住民が駐車許可証を再申請する必要があるためだ。一部の住所には猶予措置が与えられているものの、多くの住民が疑問や不安を抱えたままとなっている。
その一人が、ブノールデンハウト地区に住むMonica ten Hagenさんだ。彼女の駐車許可証は4月1日に期限を迎えるが、自宅住所が「POET」と分類されているため更新できないという。
POETとは「Parkeren Op Eigen Terrein(自家用地内駐車)」制度の略で、自宅敷地内に駐車スペース(車庫やガレージ、カーポートなど)がある住民は、1台目の車について路上駐車許可証を取得できない仕組みだ。市は「限られた公共駐車スペースを有効活用するため」と説明している。
しかし、Monicaさんの自宅ガレージは車を停めるには小さすぎるという。「市の基準で測っても入らないはず。担当者がメジャーを持って確認すればすぐに分かることです」と訴える。
彼女は昨年10月にメールで問い合わせ、その後電話も試みたが「2時間待ってもつながらなかった」と話す。さらに、すでに別の住宅を購入しており、現在の自宅を売却したいと考えているものの、駐車許可証の扱いが不透明なため手続きに踏み切れない状況だ。「二重の住宅ローンを抱え、眠れない夜が続いている」と心境を明かす。
同様に、市から折り返しの連絡がないと訴える住民は他にもいる。
市当局は、POET制度をめぐり行政上の不備があることを認めている。ガレージがすでに売却されていたり、車道部分が建物に改築されていたり、住宅が分割されていたりするケースが、個別の行政記録に正しく反映されていない場合があるという。
新制度の円滑な運用と正確なデータ管理が急務となる中、市は住民の不安解消に向けた対応を迫られている。
2月25日 Omroep West
