17歳の少年2人が8月にDenHaagで大使館やユーロポールなどの国際機関の建物付近を、WiFiスニファー(無線通信を傍受、管理するソフトであるが悪用も可能)を持って歩いているところを逮捕された。この少年たちはTelegram(無料メッセージアプリ)でプロのロシアのハッカーからの依頼を受けていた模様。少年たちは親ロシアであるわけではなく、熱心なゲームマニアでハッキングにも興味を持っていたという。
こうした事件はコンピューターやハッキングのスキルを持つ若者が関与することが多くく、ゲームのプラットフォームROBLOXで誘い込まれ、その後Telegramのプライベートチャンネルに招待される。最初は少額の報酬で火炎瓶を投げるいたずらから始まり、その後より大きな任務を任されるようになる。これはロシアのウクライナ侵攻後、外交官として活動していたロシア情報機関員がヨーロッパ全土から追放されて以来、ロシアの諜報活動が出来なくなったため、このような使い捨て工作員を探している模様。De Volkskrant(9月27日)