冬季の凍結による道路損傷の影響で、路面に散乱した小石が原因の飛び石被害が増加している。スウェーデンの調査によると、車種によって損傷の受けやすさに大きな差があり、特定のブランドが際立って高い被害率を示している。
春先は例年、飛び石やフロントガラスの損傷が増える「ハイシーズン」とされる。スウェーデン交通行政庁(オランダのRijkswaterstaatに相当)が保険会社のデータを基にまとめた報告書によれば、近年は被害報告件数が増加傾向にある。専門家は、自動車メーカーが車両の軽量化を進める中でガラスを薄くしていることが一因だと指摘する。
ノルウェーの2025年の統計でも同様の傾向が確認されている。飛び石による損傷報告件数は、2000年の12万2178件から2024年には31万8539件へと大幅に増加した。
ブランド別に見ると、2023~2024年のスウェーデンにおけるデータでは、Teslaが他のメーカーを大きく上回る被害率を記録した。損傷の程度も比較的深刻だという。
その背景には、フロントガラスに設けられた広い安全ゾーンの存在がある。この領域では修理が認められておらず、軽微な損傷でもガラス全体を交換せざるを得ないケースが多いとされる。
同報告書は、84万件以上のガラス損傷事例を基に、損傷車両の登録台数に占める割合を算出している。道路状況の悪化と車両設計の変化が重なり、飛び石被害は今後も注視すべき課題となっている。
スウェーデンにおけるフロントガラス損傷が多い自動車ブランド
(2023年1月~2024年12月)
- Tesla
2 Lexus
- Mini
- BMW
- Mercedes-Benz
- Audi
7.Volkswagen
- Seat
- Skoda
- Ford
4月8日 AD
