学校遠足の資金不足が深刻化、支援申請が急増

オランダの教育支援団体「Jeugdeducatiefonds(青少年教育基金)」によると、学校遠足や校外学習、宿泊行事の実施に必要な資金が不足する小学校が増えている。特に貧困家庭の児童が多い学校では、保護者からの負担金が減少しているという。

同基金への支援申請は今年度に入り3,300件に達し、前年同期の2,200件から大幅に増加した。支援額も前年同期比180万ユーロ増の470万ユーロとなり、1件当たりの平均支援額は約1,400ユーロだった。

JeugdeducatiefondsのMariëlle Arnoldus氏は、「今後も学校への支援を続ける」としながらも、「この増加傾向が続けば、拡大する需要に対応し続けられるかという課題が避けられなくなる」と懸念を示した。

背景には、2021年に強化された「任意の保護者負担金」に関する制度改正がある。以前は保護者が支払いを行わない場合、児童が遠足などに参加できないケースもあったが、現在は未払いを理由に参加を制限することが認められていない。その結果、児童間の機会均等は向上した一方で、学校側の財政負担が増している。

6月3日 NU.NL