温暖化により真菌増加

気候変動によりヨーロッパでは危険な菌類が蔓延している。オランダの分子遺伝学者ノーマン・ファン・ライン氏が率いるマンチェスター大学の研究者によると、アスペルギルス科(コウジカビ属)の3種、フミガーツス、フラバス、ニガーが致命的な結果をもたらす肺真菌として注目している。健康な人は通常何も気付かないが、健康状態の悪い人の場合、感染症により深刻な呼吸障害が生じる可能性があるという。オランダ及び周辺国ではフミツーガス変異体が最も一般的。フラバスは温暖な地域に由来しており、20年前にはオランダではほとんど見られなかった。WD(5月10日)