「航続距離の不安」は、依然として電気自動車購入希望者にとって最大の懸念事項の一つだ。しかし、最近は充電インフラが整備され、また航続距離も伸び、ソフトウェアーが適切なタイミングで警告を発し、最寄りの充電ステーションへの道順を自動的に示すため、概ね問題がない。しかし、何らかの理由で充電ポイントが見つからない場合はどうか。テクノロジー雑誌[c’t」は6台の電気自動車が完全に空になった場合に何がおこるか調査した。
まず、以下の6台でバッテリー残量が20%の場合は以下のような残存走行距離を示した。
テスラモデル Y :95km
BYD Seal :85km
VW ID.3. :84km
Nio EL6. :75km
KIA EV6 :70km
Volvo EX 40. :60km
10%の場合はそれぞれ明確な警告メッセージが表示され、バッテリーの表示が赤色に変わり、一部の車両では出力も低下するが、全てのテストカーは問題なく時速100kmを維持出来る。
5%の場合もパワーの低下が顕著になるが、すべての車両で時速100kmで走行出来るが、徐々にパワーが落ち、速度が低下し、ドライバーは安全な駐車場を探さないといけなくなる。
バッテリーが0%になると、ホイールがロックされるため、道路から押し出したり、近くの充電ステーションまで移動が出来ないため、索引するか、移動式充電ステーションを用いて、その場で充電することしか出来なくなる。そのため、車輪が完全にロックされる前に出来るだけ安全な駐車スペースを見つける事が重要となる。
5月28日 AD