1857年に沈没したオランダ船、オーストラリアで見つかる

南オーストラリア沖で1857年に沈没した全長42mのフリゲート艦(駆逐艦の小型艦)であるヴィレム2世号を発見した。オーストラリアの海洋考古学者たちは、「バタビア号のような17世紀の船については多くの事がわかっているが、19世紀の船についてはほとんど知られていないので、今回の発見は非常に興味深い」としている。この船は1840年から使用され1857年に香港からオーストラリアビクトリア州の金鉱まで中国人鉱夫を運んだ。(その後、鉱夫は目的地の鉱山まで400㎞歩いた)
ヴィレム2世号は400人の鉱夫を降した直後、激しい嵐で沈没したという。船は陸地近くに沈んだが、その残骸の正確な所在は1世紀以上も不明のままだった。NOS(5月11日)