地元テレビ局RTVドレンテによると、アッセンのドレンツ美術館から盗まれたルーマニアの美術品が見つからなければ、オランダ政府が580万ユーロの賠償金を支払うことになる。
盗まれた美術品は、紀元前500年頃に作られた黄金の兜や金の腕章などで、全て古代ルーマニアのダキア人の遺産である。
昨年オランダ政府はオランダの美術館に貸し出されている美術品約4億6000万ユーロを保証した。
警察はこの盗難に関して3人を逮捕し、4人目の容疑者を捜索している。
今回の事件で、これらの美術品をドレンツ美術館に貸与したブカレストのルーマニア国立歴史博物館の館長は、輸出許可に関する不正行為の疑いで解雇されている。DutchNews(2月7日)