オランダ政府、公的機関、KPNなどの「重要」企業が運営する少なくとも1,722のウェブサイトが、少なくとも1つの米国のクラウドサービスに依存していると、オランダ放送局NOSが調査の結果を報じた。例えば、15省庁のうち9省庁がMicrosoftのサービスを利用している。また、12州すべてと、1州を除くすべての地方自治体も米国のクラウドサービスを利用しており、金融サービス監視機関であるオーストラリア財務省(AFM)、安全保障理事会、そして議会も、米国のストレージ施設に依存している。
AFMはNOSに対し、状況を注視していると述べた一方、地方自治体協会はリスクは「限定的」だと述べた。州自治体協会は、米国のクラウドサービスから離脱すれば「実務上大きな影響」が出るとしながらも、「それでもなお、デジタルの自律性を高める方法を検討している」と述べた。
6月4日 Dutch News