消費者団体KASSAは、金や宝石の買取会社Geldwisselkantoor(ヘルト・ヴィッセル・カントーア)は実際の価値をはるかに下回る査定額を提示していると指摘。消費者団体KASSAは、Geldwisselkantoorの関係者の供述、内部文書、潜入映像から、同社の貴金属の査定は信頼性に欠けると結果づけた。オランダとベルギーに175支店を持つ同社は、貴金属の実際の価値ではなく、顧客の種類による査定を行っていた。KASSAによると、売却したい金の価値や宝石のカラット数を知らない知識の乏しい顧客は、知識豊富な顧客よりもかなり低い査定額しか提示していなかった。実際の価値の20-30%程度、極端なケースでは5%であった。KASSAでは或る専門家に査定してもらった1300EURのネックレスをGeldwisselkantoorに持ち込んだ所、350EURと査定されたという。Geldwisselkantoorは、「提示価格は実際に同社が購入する額であり、ここに人件費、警備費、その他会社の経費がかかるため、査定額より低いのは当たり前であり、その額に拘束力はなく、お客様がそれを受け入れるか、更に検討するか他社に売るかは自由である」と話した。NOS(10月25日)
