オランダでは、年金受給開始年齢(AOW年齢)を過ぎても働き続けることが、例外ではなく労働協約(CAO)の標準的な取り決めになりつつある。2026年上半期には、214件のCAOのうち11件で、定年後も働きたい人向けの規定が新たに盛り込まれた。
背景には、深刻な人手不足と高齢化がある。雇用者団体AWVNによると、現在の60代は20年前の60代よりも健康で活動的であり、企業は経験豊富な人材を長く確保したいと考えている。また、多くの高齢者自身も働き続けることを希望している。
実際に、企業の約4分の1が、AOW受給資格を持つ従業員に定年後も働き続けるよう依頼したり、積極的に採用したりしている。
特に、ベテラン社員は新人教育や指導役(コーチ)として期待されている。多忙な職場では新人教育に十分な時間を割けないことが多く、経験豊富な高齢者の知識やノウハウが重要視されている。
8月5日 AD
