オランダで猛暑が続く中、賃貸住宅の住民は持ち家の住民に比べて室内の暑さ対策が難しく、熱中症リスクが高まっていることが分かった。
アムステルダム応用科学大学(HvA)の都市気候専門家イェルーン・クルック氏によると、持ち家の所有者はエアコンの設置などを自由に決められる一方、賃貸住宅では大家や住宅公社の許可が必要となる。大家側には設置を認める義務はなく、費用を入居者が負担する場合でも拒否できるという。
クルック氏は約8年前から住宅内の気温調査を実施しており、とくに賃貸住宅で室温が高くなりやすい傾向を確認してきた。
オランダ中央統計局(CBS)が2024年に公表した調査でも、世帯の約半数が暑さによるストレスを経験しており、賃貸住宅や集合住宅でその割合が高かった。
また、分譲住宅と賃貸住宅が混在するマンションでの調査では、暑さに悩んでいると回答した住民は賃貸住宅の入居者に多く、住宅形態による暑さ対策の格差が改めて浮き彫りとなった。
7月14日 NU.NL
