アムステルダムの或る家主が、物件の入居を「オランダ人の働く女性」のみとしていたことから、市から懲戒処分を受け、1万ユーロの罰金が科される可能性がある。
市によると、これは男性入居者に対する組織的な差別にあたるという。この事件は男性であるという理由で入居を拒否されたという通報をきっかけに発覚した。市によると調査の結果、単発的な事案ではなく、家主が賃貸契約書に「入居者はオランダ人の働く女性であること」という条項を盛り込んでいたことが判明した。市は家主に対し「罰金を科す意図」があることを通知し、これにより家主は1万ユーロの罰金が科される可能性がある。
2024年1月1日より、市の優良家主チームは、家主による脅迫、過剰な敷金、不明瞭な管理費、入居選定における差別などの事案に対し、強制執行を行っている。入居者は市の通報センターを通じて、これらの事案を報告できる。Het Parool（10月11日)