低所得者向けに無料ノートPC配布、デジタル支援を強化

オランダ・ハーグで、低所得の住民を対象に無料でノートパソコンを配布する取り組みが始まった。複数の団体が連携し、経済的に余裕のない人々のデジタル技能向上を支援する。背景には、行政手続きや日常生活のオンライン化が進む中、デジタル格差の拡大がある。

講師のボリス・ワーヘナール氏(32)は「コンピューターを怖がる人も少なくない」と話す。6回の講座を終えた受講者たちは、当初の不安とは対照的に自信を深めた様子だ。

モロッコ出身でオランダ在住40年のアブデルカリム・ヒルチさん(68)は「これまで練習する時間がなかったが、パソコンを使いこなせるようになりたい。無料のノートPCのおかげで家でも練習できる」と喜ぶ。一方で「もっと授業を受けたかった」と笑顔で語った。

同じく受講したジョーク・ラインチェスさん(75)も「以前は簡単な文章を打つことしかできなかったが、今はインターネットについて理解が深まった」と成果を実感。無料のノートPCについて「まさに天からの贈り物」と感謝を述べた。

関係団体は、今回の取り組みが市民の自立支援と社会参加の促進につながることを期待している。

4月1日 Omroepwest