ユニクロ、オランダで急拡大 世界最大アパレル企業を視野に

【ユトレヒト発】流行の移り変わりが激しく、大手小売チェーンが主に若い女性向けに年間数十ものコレクションを展開するなか、日本発のユニクロはジェンダーニュートラルで持続可能性を掲げる対抗軸として存在感を強めている。ファッション心理学者は「顧客は理性的で賢い選択をしていると感じられる」と分析する。

先週、ユニクロはオランダ・ユトレヒトに新店舗をオープン。比較的短期間で国内6店舗目となり、欧州市場での拡大を加速させている。背景には、アジア市場の成長鈍化があるとみられる。

シンプルで機能的なベーシック衣料の背後には、持株会社のFast Retailingがある。創業者兼CEOのTadashi Yanai氏は日本一の富豪として知られ、2026年初頭時点の資産は560億〜610億ドルと推計されている。

Fast Retailingは2026年初め、5年連続の過去最高益を達成。次の目標は、ZARAを擁するInditexを抜き、世界最大のアパレル小売企業となることだ。現在の時価総額はFast Retailingが約1220億ドル、Inditexが約2040億ドルとなっている。

オランダではまだ新興ブランドの印象があるユニクロだが、アジアではオランダのHEMAのように、手頃で機能的な日常ブランドとして広く浸透している。

5月13日 NU.NL