オランダの飲食店、来年は4.5%値上げの見通し 客足減少で消費者の節約志向強まる

オランダの食品サービス研究機関FSIN(FoodService Instituut Nederland)は、来年、レストランやカフェ、サンドイッチ店などの価格が平均4.5%上昇すると予測している。スーパーや専門食品店を含む食品関連業界全体でも、3.5%の値上がりが見込まれている。
今年の飲食業界の売上高は2.6%増加する見通しだが、レストランやカフェでは客の来店回数が減少しており、売上増加は主にメニュー価格の引き上げによるものだ。食品関連業界全体の売上高は、前年比約3%増の814億ユーロに達すると予想されている。
FSINのパトリック・ブレーマー所長は、物価上昇や国際情勢の不透明さを背景に、消費者の支出に対する慎重な姿勢が強まっていると指摘する。スーパーでは安価な商品や特売品を選ぶ動きが広がる一方、外食では「そもそも出かける必要があるのか」「支払う金額に見合う価値があるのか」が、より厳しく判断されるようになっている。
飲食店の経営者心理も悪化している。オランダ中央統計局(CBS)によると、飲食業界の企業景況感は、第1四半期初めのマイナス12.0から、第2四半期初めにはマイナス30.1へと大幅に落ち込んだ。
値上げによる売上増が続く一方、客足の減少と経営者の不安が深刻化しており、オランダの飲食業界は厳しい経営環境に直面している。

10月14日 NU.NL